
昨年誕生した習志野発の盆踊り「ならしのいんせき音頭」が、今年も市内各地の夏祭りで披露される。
講座担当の脇田陽子さん(中央)講師の新井眞弓さん(左から2番目)、前田恵子さん(右から2番目)
使用楽曲「ならしのいんせきのうた」は、2020年に習志野市に落下した「習志野隕石1号」をきっかけに生まれたご当地ソング。作詞は和菓子店「御菓子司 梅むら」(習志野市津田沼5)店主の堀智弘さん、作曲はシンガー・ソングライターで沖縄民謡歌手の田所ヨシユキさんが手がけた。振り付けは「誰もが気軽に参加できる盆踊りのスタイル」で、習志野高校バトン部が担当した。昨年は市内7カ所で披露され、テレビ番組などでも紹介された。
今年の盆踊りシーズンは、7月23日に中央公民館(本大久保3)で開催された講座「寿学級」でスタート。寿学級は60歳以上を対象とした生きがいづくりと社会参加の促進を目的とした取り組みで、7人の踊り手が講師として参加、34人の学級生が受講した。
講座を担当した同館の脇田陽子さんは「『ならしのいんせきのうた』には、作った方の習志野愛を感じた。盆踊りにしたのも、とても良いアイデア。学級生はもちろん、私たち担当者もとても楽しく参加できた。この講座が盆踊りが市民に浸透するきっかけになれたら」と話す。
講師の一人、新井眞弓さんは「一緒に踊れて楽しかった。皆さん踊りが上手で驚いた」と話し、同じく講師の前田恵子さんは「イベント出演は増えているが、地域の盆踊りとしてはまだ浸透していない。ユ-チューブで踊りを公開しているので、今後さらに多くの場所で踊ってもらえたら」と続ける。
今後は、8月3日の「ふるさと香澄夏祭り」のを皮切りに、23日・24日には「津田沼盆踊り大会」「藤崎夏まつり」「大久保商店街夏まつり」などの夏祭りで披露する。9月以降も「団地いどばたマーケット」などでの披露を予定している。