
日本社会人アメリカンフットボール協会が8月4日、2026~27年シーズンより社会人Xリーグにライセンス制度を導入し、最上位カテゴリー「Xプレミア」を新設すると発表した。習志野市を拠点とするオービックシーガルズは審査に応募した13チームのうち、ライセンス付与が決まった11チームの一つとして、新リーグへの参入が決定した。
一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会 並河 研 理事長
新リーグは、年間事業費2億円以上の調達、プロ契約選手やプロコーチの配置、キッズ・ジュニアチームの運営、ホームタウン開催の実施などの条件を満たすクラブに対しライセンスを交付。Xプレミアは総当たり方式でリーグ戦を実施し、上位チームがプレーオフに進出。決勝進出チームは翌年1月の日本選手権「ライスボウル」で優勝を争う。
Xプレミアに加盟する11チームは、オービックのほか、パナソニックインパルス、富士通フロンティアーズ、IBM BIG BLUE、東京ガスクリエイターズ、エレコム神戸ファイニーズ、オール三菱ライオンズ、SEKISUIチャレンジャーズ、ノジマ相模原ライズ、富士フイルム海老名Minerva AFC、OrientalBioシルバースター。全て関東・関西圏に拠点を置くクラブとなっている。
オービックシーガルズの塚田昌克ヘッドコーチは、都内で行われたプレスカンファレンスの会場で「プロフェッショナルな環境が整備され、選手の成長にも寄与する」と話した。
Xプレミアは、試合の開幕時期を従来の8~9月から5~6月に前倒しすることで、活動期間を長期化し競技力の向上と認知度拡大を図る。Xリーグ全体では、2030年までに全国18チーム体制への拡張を構想しており、協会は今後、東北・中部・中国・九州地方への展開も視野に入れる。
2026年1月に新リーグの詳細を発表し、同年3月のキックオフイベントを経て、5月に開幕する予定。オービックシーガルズ新GMの脇田雅史さんは、新リーグについて、「初代チャンピオンが目標」と意気込みを見せる。