
保護犬カフェ兼トリミングサロン「アネラカフェ」(習志野市大久保1)が習志野にオープンして、10月1日で1カ月がたった。
同店はスタッフに、警察犬の訓練士、ペットショップ店員、ドッグトレーナーなどの経験者がそろう。店内はふれあいカフェスペースとトリミングスペースに分かれており、「ふれあいカフェスペース」では同店の保護犬と触れ合うことができる。大人は最初の30分1,000円で、以降15分ごとに400円。子どもは最初の30分500円で、以降15分ごとに400円。65歳以上で「シニア割」、障害者手帳持参で「障害者割」が適用され、最初の30分を500円で利用することができる。
トリミングは10月末まで、「シャンプーカット(小型犬)」(3,000円)、「シャンプーカット(中型犬)」(4,000円)、「シャンプーカット(大型犬)」(7,000円)をオープン特別価格で提供する。
同店開店について、就労支援型施設も運営している店主の相原智久さんは「障害者の就労支援事業所を運営する中で、内職や飲食業のサポートなど、特定の職種のみで職業の幅が広がらないのが課題だった。今月から就労継続支援B型としての利用者も募集を始めた。今まで利用者で、職場に行くことや就労時間を守ることが難しい方がいたが、動物と触れ合うことで利用者のセラピーにもなり、それが就労意欲の向上につながり、引いては社会への参加に結び付いてくれれば」と話す。
鏡由紀子店長は「店にはSNSを見て来てくれた方や近隣の家族、日大・東邦大に通う学生も来てくれて、この1カ月ですでに(犬を)引き取ってくれる家族が見つかった保護犬もいる。保護犬カフェは譲渡目的で来なくてはいけないと感じることもあると思うが、触れ合ってもらうだけで活動費になるなど助けになる。気軽に遊びに来て、ワンちゃんとたくさん触れ合ってほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は12時~18時(土曜・日曜・祝日は11時~)。