
津田沼のコワーキングスペース「i-Office(アイオフィス)津田沼」(習志野市津田沼1)で10月3日、読書会「よむよむ会」が行われた。
参加者がそれぞれ好きな本を持ち寄り、「積読解消」をモットーに読書する同会。会の冒頭に簡単な自己紹介を行い、その後は各人のペースで黙々と本を読む。会の終わりには読んだ本の内容を語り合い、無地の「スリップ」(市販の本に挟まれている短冊状の伝票)に感想を書いて締めくくる。
今回は、1周年を記念して「ブラインドブックくじ引き」を行った。中身が分からない状態で選んだ1冊が進呈されるもので、早速当たった本を読み始める参加者もいた。
企画したのは同店スタッフで、市内を中心に移動古書店「ハレマルブックス」を運営する石田淳美さん。「自宅だとなかなか読書に集中することができず、未読の本がたまってしまう。同じ状況の人が集まって読むことができたら良い時間になるのでは」と考えたという。
参加した木原理志さんは「いつも参加しているが、携帯ゲームなど『誘惑』が多い日常では、本と向き合える時間を自分で作るのが難しいのでありがたい」、植竹加奈さんは「本を読むのが苦手なので、このような会があり助かっている。参加する皆さんの空気も心地良く、おいしいコーヒーと本の時間に癒やされている」と、それぞれ話す。
石田さんは「毎回参加してくれる方や、この会のために足を運んでくれる方にいつも感謝している。一緒に読書することで集中できるし、刺激にもなっている。今後も読書を楽しむきっかけの場、本を通した交流の場を提供していけたら」と話す。
次回は11月7日10時~。参加費は無料(施設利用料のみ)。