
習志野市立第二中学校(習志野市実籾1)で10月25日、「絆祭」が開催される。主催は同校後援会「絆の会」。
同会は、卒業生の保護者のみが参加できる後援会とは別に、地域の人と学校をつなぐ場を作ろうと約7年前に設立された団体。コロナ禍で活動が休止していたが、2023年度PTA会長の卯木良二さんと副会長田中玲子さんが中心となり、昨年、再始動した。会員ゼロからの再スタートだったが、集まった会員の多くが地域で商店を営んでおり、「このメンバーなら祭りができる」との声から絆祭の開催を決定。発足企画第1弾として同イベントを開催する。
アリーナゾーンで行われる「KIZUNA STAGE」が見どころだという。10月5日に開催された東関東マーチングコンテストで金賞を受賞し、全日本大会への出場を決めた同校吹奏楽部が15時から出演。このほか、千葉工業大学アカペラサークルや津田沼高校ダブルダッチ部、パフォーマー「CONRO」、ダンス & フィットネス「MDA」、ダンススタジオ「YMS」が出演を予定している。
校内エントランスではキッチンカーや地元商店による出店も。焼き鳥やビールの飲食をはじめ、テニスコートゾーンでは手作りグッズ販売やゲームコーナー、武道場ゾーンでは柳家花ごめさんによる怪談噺(17時・18時の2回、全席入れ替え制)も行う。売り上げは全て同校後援会の活動費に充てられ、生徒たちに還元される。
生徒からも運営ボランティアを募集し、有志が会場の案内などで参加する予定。
広報担当の田中玲子さんは「災害時の避難場所でもある学校に地域の方が気軽に足を運べるきっかけにしたい。中学校が身近なものとなり、中学生の顔を知り、商店街であいさつを交わせる関係を築ければ、地域の安全にもつながっていく」と話す。「今後も絆の会を通じて学校と地域が気軽につながれるよう、第2弾、第3弾の企画を計画していく」とも。
昼の部は11時から、夜の部は17時から。