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高校最後のインターハイ「圧倒的な差で優勝したい」 習志野高3年・片岡雷斗さん

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片岡雷斗選手

 7月23日から開催される全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)。今回の舞台は九州だ。市立習志野高校からは、ボクシング部、柔道部、体操競技部及び男子バレーボール部の出場が決まっている。

 ボクシング部所属の片岡雷斗選手(3年)にとっては、高校生活最後のインターハイ。1年生では、男子ライトフライ級で初出場し、初優勝。今年5月にはテレビ番組「ライオンのミライ☆モンスター」(フジテレビ系)に出演し、話題となった。今回は多方面から注目を集める片岡選手にインターハイへ向けた意気込みを聞く。

 

信頼できる家族と仲間に支えられグングン成長中! 

――今回は階級を1つ上げて、フライ級での挑戦とのこと。3年になって変わった部分はありますか?

「ライトフライ級からフライ級に変わったことで、良かったと感じることの方が多いですね。体重管理がキツいと感じていた部分もあったので、1つ上げることで動きやすくなりました。

3年になったことで、肉体面はもちろん精神面で強くなったと思います。自分のボクシングに自信が持てるようになってきたのかなと。信じられる家族と仲間の支えがあってこそです」

 

――課題に感じる部分はありますか?

「フィジカル面ですかね。体力、パンチ力、耐える力を課題として進めています」

 

――片岡選手のスタイルは「相手にパンチを当てさせない」印象があります。耐える力にも、つながってくるのでしょうか?

「昔から父にも『絶対にもらうな』と言われ、そこに重点を置いた練習をしてきました。ディフェンス重視の攻撃スタイルは今も自分のスタイルだと思っています。攻撃とディフェンスの的確性が高いのが僕の武器だと思っているので今後も強化していきたい部分です」

 

――そう言えば『ライオンのミライ☆モンスター』でも10キロを走っていましたよね? ものすごい体力だと感動しました。

「あれは数カ月に一度行っています。毎朝グラウンドを4キロ走っていますよ」

 

――4キロですか! その後、勉強に部活にと大変ですね。

「僕的にはいっぱい練習したいので、三者面談など授業が早く終わって、部活の時間が多くなる日はうれしいです(笑)」

インターハイ優勝の可能性は100%!警戒心を持ちつつ、全力で挑む


部員たちと集合写真。中央の青いTシャツが片岡選手

――将来はどんな選手になりたいですか?

「ボクシングは続けていきますが、進路はまだ悩んでいるところです。将来的には、勝った時に傷のないきれいな顔でリングに立っているような選手になりたいです」

 

――かっこいい!

「ありがとうございます(笑)」

 

――憧れている選手や尊敬している人はいますか?

「尊敬しているのは、ぼくの父と母。2人ともおっちょこちょいなところがあるんですけど(笑)。僕たちのことを、いつでも何でも一番に考えてくれていて、本当に尊敬しています。たまに言い合いになることもあるのですが、僕のことを考えてくれているのが伝わってくるので、最後は『ごめんなさい』って謝っています(笑)」


片岡雷斗選手(左)と弟の叶夢選手(右)。
叶夢選手もバンタム級で千葉県大会を優勝。兄弟そろってインターハイ出場を決めた

 

――高校生活最後のインターハイ。意気込みを聞かせてください。

「圧倒的な差を見せつけて、優勝します!」

 

――素晴らしい! 勝利の確率は自身でどれくらいだと考えていますか?

「調子に乗っているわけではないですが、100%です。自分が追われる立場だというのは理解しているので、試合相手とは十分な警戒心を持って臨むつもりです。いい意味で緊張感を持ってインターハイを迎えられるよう、しっかりと調整していきたいと思っています」

 

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