習志野のラーメン店「どろそば屋ひろし」(習志野市大久保3)と、「麺や 空と大地」(八千代市)、「麺処 にし尾」(柏市)が、台風で水害が発生している静岡県清水地区に救援物資を届けた。
9月23日の台風15号の影響で、静岡県清水区の河川が氾濫。住宅家屋が浸水し一部地域で断水が起き、住民の日常生活に影響が出ている状況を受けて「どろそば屋ひろし」と「麺や 空と大地」が27日と29日、「麺処にし尾」は28日、静岡県の被災地域に飲料水や食料、紙皿や紙コップなど、使い捨て食器などの救援物資を届けた。
被災地の現状について、「どろそば屋ひろし」店主の川島弘さんは「市街地よりも山間部の被害状況がひどかった。山から下りてくる小さな沢がいくつも氾濫したようで、川の近くの家屋が浸水して被害が拡大していた。河川の脇に道があることが多く、増水で削られ崩壊した箇所があった。一部水道は使える箇所もあったが、安全性が確認できないため、トイレには使えるが飲料としては使えない状況だった」と話す。
「まずは人手が足りない。浸水して使えなくなった家財道具が道端に積まれている状態で、がれきの除去や掃除する人が足りていない。また車も浸水で使えないので特に山間部で移動と輸送手段が足りていない」とも話し、被災地で必要なものを訴える。