習志野の地域住民で結成した団体「ならしのはぼくのまち」が現在、世代間交流の機会を増やすきっかけづくりを目的にご当地ソング「ならしのいんせきのうた」でオリジナルの盆踊りづくりに取り組んでいる。
習志野オリジナル盆踊りで地域活性 地域住民団体がクラファンで協力呼びかけ
「ならしのいんせきのうた」は、習志野高校(習志野市東習志野1)卒業生で、シンガー・ソングライターの田所ヨシユキさん、和菓子店「梅むら」店主の堀智弘さんの「習志野高校OBコンビ」が再会し、習志野市内に「習志野隕石(いんせき)1号」が落下したことから着想を得て制作したという。
同曲は市内のイベントで披露しているほか、学校給食時の放送や行事でも使われ、子どもたちにも親しまれている。同プロジェクトではこの曲を盆踊りのため和太鼓演奏版に編曲し、振り付けを高校野球応援で活躍する習志野高校バトン部に依頼した。
活動資金を集めるため、現在、クラウドファンディングで協力を呼びかけている。リターンには、同プロジェクトオリジナルの浴衣、うちわに企業ロゴを入れられるもの(5万円、3万円)、「オリジナル法被貸し出し・利用権」(2万円)、習志野市の地形をかたどったオリジナルの和柄の「習志野千鳥格子手ぬぐい」(1万円)などがある。
そのほか、香澄のカフェ「cafe fikasmysa(カフェ・フィーカスミーサ)」が作る「隕石スイーツ」、ご当地グルメ「習志野ソーセージ」(各8,000円)、東習志野にあるE+PLACE ENGLISH&CAFEの自家焙煎(ばいせん)豆「エチオピア産ゲイシャG3ナチュラル」(6,000円)、盆踊りの曲「ならしのいんせきのうた」を収録したCD(5,000円)、お礼のメッセージが送られる「お気持ちだけコース」(3,000円)がある。
盆踊りやクラウドファンディングについて、メンバーの高村久男さんは「広い世界の中で、奇跡的に習志野に隕石が落ちたことでこのプロジェクトは始まった。今年は習志野市の市制70周年なので、40周年の頃にできた市民祭り『きらっと』のように広めていきたい。お祭りやイベントで盛り上がるのはもちろん、プロジェクトでできたつながりを大切にしていきたい」と話す。
クラウドファンディングは7月末日まで。