谷津奏の杜公園(習志野市奏の杜2)で8月24日、「奏の杜夏祭り2024」が開催され、近隣住民や子どもたちが縁日や盆踊りを楽しんだ。
同イベントは地域住民の結びつきの強化や子どもたちに地元への愛着を持ってもらうことを目的に開催され、今年で2回目。
会場にはコリントゲームや型抜きなどの縁日、うちわ作りのワークショップが行われたほか、10台以上のキッチンカーが並び、来場者は行列を作った。オープニングイベントでは宮本泰介市長があいさつした後、谷津南小学校の音楽部と習志野第一中学校の管弦楽部が演奏を披露し、会場を盛り上げた。その後、谷津駅にダンス教室を構える「オドライフダンススタジオ」がステージ披露やオリジナル盆踊りの振り付け指導を行った。夕方に始まった盆踊りには多くの子どもたちが浴衣や甚平姿で参加し、櫓(やぐら)の上の手本を見ながら「習志野音頭」「谷津音頭」などの踊りを楽しんだ。
主催した奏の杜パートナーズの仲田正徳理事長は「まち開きから10年がたち、奏の杜の人口は約8600人。お祭りは地域の子どもたちがふるさとを実感し、愛着を持つことができるので、より良いまちに育てるきっかけになる」と話す。「昨年にも増して大勢の来場があったが、地域ボランティアの協力で、混乱なく開催できた。たくさんの笑顔が見られたことこそが運営側の喜び」と振り返る。