施設老朽化のため2023年3月31日で閉館する習志野文化ホール(習志野市谷津1)が同モリシア内に再建設されることが習志野市政策経営部総合政策課の「再建設基本構想」で明らかになった。
この「再建設基本構想」は、同ホールがあるモリシア津田沼ビルの地権者である事業者が、JR津田沼駅南口市街地再開発事業の検討を進めるのに伴い、同ホールの建て替えに向けた検討が必要となったことからパブリックコメントを踏まえ策定された。
習志野文化ホールの再建設の候補地として現在同ホールがあるモリシア内と旧庁舎跡地の2カ所に絞られていたが、奏の杜など住宅地に近く、文化ホールを含めた多様な建築物が建設可能な用途地域となっており、民間事業者からは住宅建設も含めた開発の意向が示されていること、「市の表玄関」に立地することで文教住宅都市並びにまちづくり、ブランディングの意義などの観点からモリシア内の再建設が決定した。
新ホールは「音楽のまち習志野」を象徴する施設として、音の響きを重視し1200席~1500席ほどになる予定。
宮本泰介習志野市長は「優先する立地を定めた。正式決定に向け、今後も慎重に事業者と協議する」とコメント。
同ホールは閉館に伴い、2023年4月1日以降の予約を停止しており、2025年4月以降に解体される予定。