「習志野市教育文化振興基金市長賞授賞式」と「習志野市教育委員会顕彰授賞式」が9月27日、習志野市役所で行われ、スポーツで優秀な成績を収めた中高生が表彰された。
習志野市長賞授賞式 陸上の小寺選手、ボクシングの片岡選手・中崎選手
表彰されたのは、8月に開催された全国中学生体育大会で優勝、関東中学校陸上競技大会で日本中学生新記録を樹立した第四中学校陸上部・小寺慎之助選手、全国高校総合体育大会ボクシング競技大会フライ級で優勝した習志野高校ボクシング部・片岡雷斗選手、同大会ウェルター級で優勝した同部の中崎太相羅(きゃすら)選手。習志野高校ボクシング部は、同大会で団体としても準優勝を収め、表彰された。
市長は小寺選手が出場した福井での全国大会の追い風や、予選21組の中から8人のみが出場できる決勝戦の厳しさについて話し、そんな中で優勝を収めた小寺選手をたたえた。さらに、片岡選手のいつも礼儀正しく自然体な姿、中崎選手のコミュニケーションスキルについても言及。「それらをアスリートとしての追い風にし、さらにファンを増やしていってほしい」と話した。
小寺選手は「全国大会の応援に、はるばる福井まで来ていただきありがとうございました。強い向かい風に苦しめられ、決勝に残れるかひやひやしたが、市長、教育長から直接応援の言葉をもらえ、とても心強く、緊張がほぐれた。習志野市の仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)して日本記録を出すことができ、習志野で陸上競技をすることができて幸せ。10月にも大会があるので、また応援してもらえたら」と話す。
片岡選手は「3年生である私にとって、最後のインターハイだった。1年生の頃も優勝しているので、勝つことはもちろん、質の高い内容で優勝して、3年間の集大成を見せることを目標にしていたので、いつもよりプレッシャーがあった。優勝したからといって完璧ではなく課題がたくさん見つかったので、これからも努力を続け、ロサンゼルスオリンピックで金メダルを取り、習志野市の名を世界中に広めるのが目標」と話す。
中崎選手は「インターハイでの優勝は、高校でボクシング部に入った時からの目標だった。チーム競技と違い、ボクシングは人のせいにできない競技なので、自分を成長させるのに最適なスポーツ。今では激しい打ち合いの中でも笑ってしまうほど楽しく、ボクシングに出合えて本当に良かった。アメリカで来月行われる世界大会でも、一戦一戦を大切に戦いたい」と意気込む。