「菊田神社例大祭」が10月19日、菊田神社(習志野市津田沼3)で開催された。
みこし渡御は、みこしに祭神を乗せて氏子地域などを巡る祭事。菊田神社のみこしは下総三山の七年祭でも使われており、コロナ禍の影響で2015(平成27)年の七年祭以来、9年ぶりの渡御となった。担ぎ手は事前に募集され、市内外から数多くの人が参加した。参加者には、菊田神社のはんてんを数量限定で販売・貸し出しした。
当日限定でみこしの絵柄と金文字の御朱印も用意し、御朱印を求める参拝客も多数訪れた。
みこしは9時30分に神社を出発し、午前中は津田沼小学校(津田沼4)から京成津田沼駅、午後はワイガヤ通りを通って吉野建設、結う家、久々田公園(津田沼7)をみこしが練り歩いた。久々田公園での小休止の間には、みこしを背景に記念撮影なども行われた。
みこし渡御の際には、みこしと共に菊田神社囃子(はやし)連の笛と太鼓による演奏でおかめやひょっとこが踊り、見物客を盛り上げた。先導する笛の音とかけ声が響き渡ると、地元住民の方が家の窓から顔を出したり、大人から子どもまで外に出て一緒に練り歩くなど、にぎわいを見せた。
同祭事は16時40分まで開催され、戻錫杖(しゃくじょう)を鳴らす音と担ぎ手たちの大きなかけ声が上がる中、多くの見学者や街の人に見守られながら菊田神社に到着。夕方には、境内の竹でできたペンダントライトやちょうちんに明かりがともり、戻ってきたみこしを迎えた。