「日本各地の写真好きな学生が集まって設立された」学生写真ネットワークによる写真展「学生写界(しゃかい)」が11月27日から、高山写真館(習志野市津田沼1)で開催される。
同館は1987(昭和62)年2月17日に開業し、38年目を迎えた老舗。写真の現像や証明写真の作成などの通常業務以外に、写真を展示できるギャラリーを店頭で運営している。
主催する「学生写真ネットワーク」は、学生が写真展を開催する際に展示場所の費用がネックになることから、「頭数が多ければ場所代を分割でき、負担を抑えて写真展を開催できるのでは」という考えで生まれた団体。部活ではなく、学生個人が加盟して活動している点が特徴。今回の写真展には千葉工業大学、東京電機大学、北海道大学の学生の写真を展示することが決定しており、今後も参加する学生が増える予定。
館長の本宮史雄さんは「若い学生たちがみんなでネットワークを組んでイベントを開くことで、写真の業界をどんどん変えていってほしい。若い子たちが写真の文化に触れる機会が増え、独自に盛り上がるきっかけになれば」と期待を込める。
千葉工業大学の学生で、同ネットワーク副会長の脇本聡さんは「例年、写真部の新入部員の写真展を高山写真館で開いている縁でお願いした。今回はあえてテーマは決めず、『自身の個性が出るもの』を出すことに。大学の違う学生が写真を撮ることで、自分では意識しなくても個性が出てくるはず。それらの個性を強調して写真を並べ、彩り豊かな展示にするので、ぜひいろいろな方に見てほしい」と来場を呼びかける。
営業時間は10時~19時(日曜・祝日は18時まで、火曜・第1・第3水曜定休)。12月8日17時まで。