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「起立性調節障がい」の学生が撮った映画の上映通して関心の輪広げる

撮影風景

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 不登校ラボ「アッタナラ」(習志野市津田沼1)が8月27日にプラッツ習志野(本大久保3)で上映する映画「今日も明日も負け犬。~起立性調節障害と紡いでいく~」に先立って、関心や理解の輪を広げるクラウドファンディングを始めた。

不登校ラボ「アッタナラのメンバー。(左から)Kayさん、及川さん、三島さん」

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 映画は、「起立性調節障がい」の当事者である女子高生が「自分の闘病生活を実写映画化する」という思いから始まり、共感した28人の学生と共に約1年の制作期間を経て完成した。

 作品上映を企画しているのは、不登校ラボ「アッタナラ」のメンバーの及川恵さん、三島万里子さん、Kayさん。三島さんは、自身の子どもが不登校となった経験を持つ。子どもは小学6年生の時に「起立性調節障がい」となり、中学3年間は不登校だった。「病気の原因や対処方法も分からず、子どもに辛い言葉を投げかけてしまったこともあるし、自分を責めた時もあった。その時に自分の思いを話し共有できる場があったらという思いで『アッタナラ』を立ち上げた」と話す。

 映画やクラウドファンディングについて、及川さんは「映画を通して、学校に行けない理由はたくさんあること、こういう病気があることを知ってもらいたい。クラウドファンディングで頂いた費用は施設料や版権に使うが、まずはこの映画があること、こういう活動をしていることを知ってほしい」と話す。

 リターンは2種類あり、上映会への「参加権」(1,000円)と、地域の子どもや当事者の親を上映会へ招待する「応援権」(1,000円)。支援者には開催レポートも後日、送付する。クラウドファンディングは上映前日8月26日まで。上映会は8月27日14時回、17時回の2回。

 「この映画をみんなで見て、どう感じたかなど話したい。まずは一緒に見て考えてもらえれば」と協力を呼びかける。

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