
ボルネオ島北東部に位置するマレーシアサバ州トゥアラン地区から児童らがスタディツアーで来日し、4月16日、習志野市内で国際交流を行った。
来日したのは、コクワ小学校児童5人、保護者3人、学校関係者6人の計14人。当日、児童らは習志野市役所を訪れ、宮本泰介市長を表敬訪問した。宮本市長は「国内数多くの自治体がある中から習志野市を選んでいただき感謝。この経験が児童のすてきな未来の礎になればうれしい」と話す。
市長訪問のほか、一行は午前中、市立第四中学校と東習志野小学校も訪問。第四中学校では2年生の英語の授業に参加し、東習志野小学校では4年生のクラスがゲームでボルネオ島の児童を歓迎した。
夜は、複合型地域拠点「実籾パークサイド」(習志野市実籾本郷)で行われたウエルカムパーティーに参加。ケータリング料理を囲んだ交流会では、ボルネオ島の一行が民族衣装を身にまとい、舞踊や世界遺産のキナバル山を敬する歌などで地元を紹介した。習志野市の住民は、習志野市在住のメゾ・ソプラノ歌手の奥貫亜矢子さんと高村久男さんのリードで、日本の歌を歌ったり、英語の歌を合唱したりするなどして会を盛り上げた。
アテンドした習志野市在住の英語講師・瀬戸口真弓さんは「4月10日に愛知県常滑市から始まった今回のスタディツアー。どの地域でも地元の方が協力してくれて、素晴らしい経験ができた。日本人は皆親切で温かく、街がとてもきれい。児童にとっても大人にとっても、たくさんの学びがあったと良い印象を持って帰国した。ボルネオ島と日本の架け橋ができて大変うれしい」と話す。