
無人古着販売店「フルギラボ京成大久保店」(習志野市大久保4)がオープンして、9月30日で3カ月がたった。
京成大久保駅から大久保商店街ゆうロードを越えた東邦大学習志野キャンパス、日本大学生産工学部津田沼キャンパスがある通りに開店した同店。24時間無人での古着・古本・雑貨を提供するスタイルで、時間や曜日を問わず、誰でも気軽に立ち寄れる「日常に溶け込む店舗」をコンセプトにしている。
同店を利用していた習志野市在住の30代男性は「学生時代から古着が好きなので、近所に気軽に入れる古着店ができたのはうれしい。無人なので金銭を入れるドラム缶に1,000円を入れてタイダイTシャツを購入した」と話す。
季節の変化に合わせて秋物の古着が店頭に並び始めており、インスタグラムでは特集や入荷状況の詳細を紹介している。
経営するスマイルパートナーズ社の禾木(かつき)さんは「無人店舗ならではのメリットは、営業時間の制約がないだけでなく、人件費を抑えつつ幅広い客層に商品を届けられること。取り扱うのはリユース商品を中心にセレクトした一点物ばかりで、毎回違う『発見』や『宝探し感』を楽しんでもらえたら。単なる販売にとどまらず、地域の生活やカルチャーに根ざした場としての役割も意識している。例えば学生が学校帰りに立ち寄ったり、家族が週末の買い物ついでに新しい本を見つけたり…。こうした日常の中での偶発的な出合いこそが店の価値」と話す。
24時間営業。