習志野市は、国の「物価高対応子育て応援手当」(子ども1人につき2万円)に独自で5,000円を上乗せし支給する。同市が12月23日に発表した。
「物価高対応子育て応援手当」は、長期化する物価高騰により、食費等の家計負担の増加を特に強く受けている子育て世帯を経済面から力強く支援するための手当。習志野市は対象児童1人当たり2万5,000円支給する。支給対象者は国が定める対象者と同じで、2007(平成19)年4月2日から2026年3月31日までに生まれた子ども養育する保護者。市から2025年9月分の児童手当を受給した人が中心となる。
支給は、2025年9月分の児童手当を受給した人は申請不要で児童手当支給口座へ振り込まれる。これに該当しない児童手当受給者は申請の翌月以降、指定口座に随時振り込まれる予定。
支給について、小学生の子どもを持つ市内在住の女性は「子どもの成長とともに食費や学業に必要なものはどんどん増えていくので、今回の支給は大変ありがたい。卒業や入学シーズンは特に費用もかさむので今回の給付が継続されるよう願っている」と期待を込める。
同じく物価高騰対策の一環として、市立小・中学校に通う児童・生徒の給食費の一部を市が全額負担することも決定した。国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、2026年2月・3月に提供する分の給食費約1億2,544万円を公費で賄う。対象は市立小学校約9000人、市立中学校約4000人で、保護者の手続きは不要。保護者が負担するのは2026年1月末までに提供される給食費のみとなる。
市は「長期化する物価高騰により、特に影響を強く受けている子育て世帯を経済面から力強く支援したい」としている。
手当は2月下旬以降、順次支給予定。