習志野市内でセミナーやワークショップを受講できる「ナラシドまちゼミ2026」が2月1日から開催される。
今回で5回目となる同イベント。地域の店主や事業者が講師となり、少人数のミニ講座形式で専門知識や技術、暮らしに役立つ情報を伝える。受講料原則無料で販売や勧誘は一切なし。愛知県岡崎市の松井洋一郎さんが提唱した「まちゼミ」の理念に基づき、「参加者・店・地域の三方良し」の価値を地域に根付かせる取り組みとして市内でも広がっている。
今回は、全44講座・出店者32人と昨年の39講座から拡大し、「つくる」「美容・健康」「まなぶ」「グルメ」「その他」の5分野で構成する。内容は多岐にわたり、「はじめての職業用ミシン」「アルコールインクアート体験」など創造性豊かな講座のほか、「美肌を保つ洗顔法」「ヨガ・レイキ体験」といった心身の健康をサポートする講座もある。「今さら聞けない新NISAのきほん」「初めての相続セミナー」など将来設計をサポートする講座も。グルメ分野では、天皇杯受賞茶師によるお茶作り体験やピーナツバター作り体験などが楽しめる。親子向けに、サッカー教室や音楽遊び、巨大スライム作りなど世代を問わず楽しめる講座も用意する。
出店者は、有店舗21、無店舗11。無店舗事業者のために市内9カ所のレンタルスペースが会場を提供する。
公立小中学校全世帯にチラシをデータ配付し、市役所や公民館設置のほか、SNSなどを活用して受講者が講座を見つけやすい工夫も施す。スタンプラリー企画も昨年に続き実施する。
同イベント運営に携わる「茶茶本店」店主の金子正さんは「まちゼミは、お客さまと店という関係を超え、友人のような距離感が生まれる場。結果として、店の一生のファンづくりにつながる」と話す。
今回が初出店となり、レンタルスペースの会場提供も行うラウレアインターナショナルスクール店主の清水奈緒美さんは「説明会に参加し、事業の信頼性や情報発信の充実度、多様な事業者が参画している点に魅力を感じた」と話す。「まちゼミを通じて事業を知ってもらうのと同時に、市内での横のつながりを広げ、地域の役に立ちたい」とも。
昨年は受講生として参加し、今回はINORICH896社の講師として出店する藤島優子さんは「昨年、無料で気軽に参加できる点に引かれて受講したが、想像以上に得るものが多かった」と振り返る。「この仕組みや地域性の良さを実感したからこそ、地域の人に気軽に参加してもらえるまちゼミへの出店を決めた」と話す。「人と人が自然につながる場になっている点も、まちゼミの魅力」とも。
受講の申し込みは1月16日から受け付ける。イベントは2月28日まで。