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東京湾岸リハビリテーション病院が20年目に 「リハビリ医療を高みへ」

東京湾岸リハビリテーション病院の近藤国嗣院長 エントランスのひな壇と

東京湾岸リハビリテーション病院の近藤国嗣院長 エントランスのひな壇と

 東京湾岸リハビリテーション病院(習志野市谷津4)が3月1日で開院から20年目に入った。

リハビリセンターの様子

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 回復期リハビリテーション専門病院として「千葉県内有数の規模と機能を誇る」という同院。2020年、病院機能評価(高度・専門機能)「リハビリテーション(回復期)」の認定を全国に先駆けて取得し、翌年、院内に設置された「東京湾岸リハビリテーション研究・教育センター」が文部科学大臣より研究機関としての指定を受けた。

 建物はアメリカ人のデザイナーが手がけた5階建てで、「波を進む客船」をイメージした外観と、ホテルのデザインに基づいた内装が特徴。2007(平成19)年3月、60床で開院し、同年5月に120床、翌年160床へと増床。現在は回復期リハビリテーション病棟として160床を運用している。

 治療面では、歩行支援ロボット「ウェルウォーク」を導入し、脳卒中などによる下肢まひの患者がまひした脚にロボット脚を装着して繰り返し歩行練習を行える環境を整えている。上肢のまひに対しては、ロボット・電気刺激療法(IVES)・修正CI療法を組み合わせた「手の麻痺(まひ)治療センター室」も開設。脳疾患や脊髄疾患では後遺症が残ることも多いが、近藤院長は「地元でも最先端のリハビリが受けられる。諦めないでほしい」と話す。

 退院後のサポート体制は、毎週土曜に「失語症デイケア」を行うほか、転倒やフレイル予防を行う「Zutto-Well(ずっとうぇる)プログラム」を提供する。4月には、ゴルフをテーマにした新しいデイケアプログラムも始める予定だという。

 地域との連携も同院の特徴。開院時から毎月「地域介護を考える親睦会」を開き、テーマを設けた勉強会を継続している。200メートルほど先に位置する谷津保健病院と連携することで、急性期から回復期への円滑な引き継ぎと、必要時の急性期医療バックアップを実現しているという。

 近藤国嗣院長は「習志野市は都市型でありつつもコンパクトなので、横の連携がしやすく風通しがいい市。引き続き『医療、教育、研究、そして地域との融合』を目標に立て、医療を行うだけではなく、日本のリハビリテーション医療をより高みに導くための研究と教育を行っていきたい」と意気込む。

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