習志野の「もつ焼き坊ちゃん 津田沼店」(習志野市津田沼1)が昨年12月30日で閉店した。
JR津田沼駅北口すぐ近くに2008(平成20)年にオープンした同店。カウンター9席で、てっぽう、しろもつ、タン、ハツなど定番の焼き物を提供したほか、こぶくろ刺し、ガツポン酢、もつ煮などのモツ料理を用意。日替わりでシメサバなどの魚料理もそろえた。アルコールも、ビール、ハイボール、サワー、焼酎、日本酒と各種そろえ、店の前の椅子に座って席が空くのを待っている客も多く、津田沼駅北口の見慣れた景色の一つになっていた。
閉店について、同店は「諸般の事情により閉店する運びとなった。2008年の開業以来、長きにわたる皆さまのご愛顧に心より感謝申し上げる」とコメントする。
常連客の一人は「カウンターの背中が壁につきそうな店だったが、あの空間で食べる串焼きやつまみでハイボールを飲みながら店長やバイトと話す時間が好きだった。並んでいることが多いので、席が空いていると『入らないともったいない』と衝動的に店に入ってしまったこともある。このご時世、喫煙できる貴重な店だったが、ここの客はマナーが良い人が多く、おいしい酒とたばこをリラックスして楽しめた。閉店に寂しさはあるが、楽しい思い出をありがとうと店に伝えたい」と思い出を振り返る。
同店から徒歩2分の場所にある「もつ焼坊っちゃん 新津田沼店」(津田沼1)は通常通り営業する。