モリシア津田沼(習志野市谷津1)が2025年3月30日で閉館する。運営する野村不動産コマースが発表した。
同館は前身の「サンペデック」の大規模リニューアルにより2008(平成20)年に開業。地上12階・地下3階建ての店舗に、スーパーマーケット、家電量販店、ファッション、インテリア、飲食店など、幅広い専門店が出店しているのが特徴。施設前には津田沼公園が整備されており、習志野市内の商店会主催による祭りやイベントにも協力し、地域を大いに盛り上げてきた。
館長の宮間俊一さんは「モリシア津田沼では2018(平成30)年に1年間館長を務め、2022年にまた戻ってきて約3年間、この施設に関わってきた。(私は)1989(平成元年)年ダイエー入社で、当時のサンペデックの頃、ダイエー津田沼店で研修していたという時期もある。今回、閉館にも携わることも含めると、社会人生活の中でも本当に縁のある施設だと思っている」と振り返る。
同施設ではメモリアルプロジェクトとして、「みんなで作る“巨大”モザイクアート」「ファイナルセール」などさまざまなイベントを開催。最終営業日には閉館セレモニーも予定する。
閉館に際し、宮間さんは「この施設はサンペデック開業から約46年間の長きにわたり、ご愛顧いただいた。これまで支えていただいた皆さまへの感謝を込めて、記憶に残るスペシャルなイベントを多数用意する。これにより当時を知るお客さまに広域から多数お越しいただき、メモリアルプロジェクトも近隣住民の方に最後の最後まで楽しんでもらえれば」と呼びかける。
営業時間は10時~21時(閉館日は10時~19時まで)。