
街を走ってパトロールするパトランナー(以下、パトラン)と実籾6丁目第一町会が4月19日、地域の防犯を呼びかける講習会を開いた。
パトランナーに対し、地域防犯に関し住民から活発に質問が行われた
パトランナーは、街を走ってパトロールしたり、道路や建物などのインフラ点検や困っている人のサポート、環境美化、啓発活動などを行ったりする地域防犯活動。今回、実籾6丁目第一町会とコラボして地域の防犯意識の向上を目的とした講習会を開いた。
イベントは2部制で、1部ではパトランの活動紹介や地域の防犯に関した講習を行い、2部ではスマホの使い方講座を開講。参加者はスマートフォンのスピーカーから音声を流す講習を受けた。
当日は東京と千葉で活動するパトランが習志野市に集まり、講習会開始前に市内をパトロールしながら走った。講習会はパトランと町会の住民が参加し、パトランと防犯に関してなどの活発な質疑応答が行われた。
習志野市在住のパトラン・松岡正幸さんは「まずは意識。普段から対処の仕方を知っておく。そして誰かしらの目が届いていることが防犯につながることを知ってもらえれば」と話し、同じく習志野市在住のパトラン・長島一弘さんは「地域の若い人から年配の方まで横につながることが、防犯につながる。一見、防犯と無関係に思えるスマホの使い方などを聞ける人を知っておく、その意識が防犯につながる」と話す。
主催者の一人である町会婦人部長の大山美惠子さんは「地域で防犯のためにできることは何かを考え、講習会を企画した。最近、近所で原因不明のボヤ騒ぎがあり不安もあった。地域住民でできることをしたいが、今は団体活動が難しい時代。パトランみたいに住民が2人くらいで散歩がてらパトロールするようにしていきたい」と話した。