
第一カッターフィールド(習志野市秋津3)で5月4日、Xリーグ春季公式戦パールボウルトーナメントが行われ、オービックシーガルズはIBMビッグブルーと対戦し勝利した。
オービックシーガルズの専属チアリーダー「SEA-Cheer」
オービックシーガルズは、習志野市を拠点に活動する社会人アメリカンフットボールチーム。春季1回戦目となった当日、千葉市を拠点に活動するIBMビッグブルーと対戦した。
大型連休の快晴の下、地元習志野からの多くのファンが詰めかけ立ち見で観戦する人も見られるなど会場は満員となり、熱気に包まれた。試合開始直後から攻撃の手を緩めなかったオービックシーガルズは新人選手の活躍も光る内容で得点を重ねていき、IBMビッグブルーは終始オービックの猛攻に押される展開となり、反撃の糸口を見いだせない苦しい試合運びとなった。後半も優勢に試合を進めたオービックシーガルズ。最終的に49-7のスコアで勝利し、準決勝進出を決めた。
試合に合わせ、スタジアムがある秋津公園内の各所で「ならしのしーがるくん祭(フェス)」を開催。特設ステージでは「ならしの隕石(いんせき)の歌の盆踊り」が行われた。この盆踊りは、2020年7月2日に習志野市内に落下した「習志野隕石」をモチーフにしたご当地ソングに合わせて作られた盆踊り。地元住民による振り付けで親しみやすく、オービックシーガルズのマスコットキャラクター「しーがるくん」も一緒に踊るなど、盛り上がりを見せた。
ハーフタイムには、習志野第四中学校マーチングバンド部が登場。昨年11月の第37回全日本マーチングコンテストで金賞を受賞した実績がある。パフォーマンスが行われると会場からは大きな拍手が送られ、92人の大所帯で繰り広げられる息の合った演奏と複雑な隊形変化で観客を楽しませた。
オービックシーガルズの塚田昌克ヘッドコーチは「選手たちが練習の成果を十分に発揮してくれた。春の大会でも地元・習志野のファンが多く集まってくれて、応援に後押しされ良い試合ができた。今年こそ日本一を目指したい」と意気込みを見せる。
準決勝戦は5月25日、富士通スタジアム川崎で東京ガスクリエイターズと対戦する。