
「ローズフェスタ谷津2025」が5月10日・11日、京成谷津駅北口で開催された。
駅前の会場では、バラの香りの抽出実験やローズウオーターを使ったアイシングクッキー作りのワークショップが行われたほか、手作り作品のマルシェやキッチンカーなどが並び、来場者でにぎわった。バラの販売コーナーには、苗を吟味する多くの客の姿が見られた。
バラで彩られた野外ステージでは両日とも「バラの音楽会」を開催。習志野のご当地アイドル「Milky Way(ミルキーウェイ)」のショーやフラダンス、テクノポップの演奏などが披露され、観客は音楽を楽しみ拍手を送った。
近隣住宅の庭を見学できるバラのオープンガーデンでは5軒が自宅庭園を開放したほか、道路から眺めることができる庭園も5軒参加した。来場者はマップ片手に各庭園を巡り、バラの鑑賞を楽しんだ。
オープンガーデンに参加した三代川勇仁さんの自宅庭園には公開エリアだけで228株133種類のバラが咲き誇り、来場者の注目を集めた。三代川さんは「元は純和風の庭だった。谷津バラ園で一本のバラに一目ぼれして、15歳から10年間かけて育てた。ユーチューブチャンネル『みよガーデン』では、バラが満開の庭も公開している」と話す。
来場した小学生男児は「どの庭園もきれいで、バラの王国みたい。いい香りのするバラの種類を教えてもらった。たくさんのバラを見たので、バラのお絵描きコーナーでは細かく色を塗ることができた」と目を輝かせていた。