
習志野市内在住の大学生、小城(こじょう)みなみ選手が5月30日、習志野市役所を訪れ、空手世界大会優勝を宮本泰介習志野市長に報告した。
左から相原議長、宮本市長、小城みなみ選手、山川師範代、柿沼千葉北支部長、小熊教育長
4月27日に開催された「全世界体重別空手道選手権大会」女子中量級で優勝した小城選手。昨年開催された「全日本ウエイト制空手道選手権」女子中量級で優勝を果たし、今世界大会への出場を決めた。今大会は4年に1度開催され、各国・各地域から選抜されたトップ選手が出場するが、小城選手は初出場で初優勝を果たした。
小城選手は5歳の時、3歳上の兄の稽古を見て憧れ、空手を始めたという。現在は極真会館千葉北支部津田沼道場を拠点に稽古を積んでいる。現在は大学4年生で、来年の歯科衛生士の国家試験に向け勉強中でもある。
報告会では、宮本市長が小城選手に花束を贈呈。歓談の時間には大会時の小城選手の試合映像が流され、宮本市長、相原市議会議長、小熊教育長が小城選手の戦いを観戦した。
今回の結果について、小城選手は「初めての挑戦で世界大会に優勝することができうれしい。このような結果を出すことができたのも、師範をはじめ、練習で共に汗を流してくれる仲間の存在のおかげ。とても恵まれた環境で稽古を積むことができ、今回の勝利につながった。感謝の気持ちを持って、これからも稽古に取り組んでいきたい」と決意を新たにした。
小城選手の師の一人である千葉北支部の山川師範代は「選手それぞれに才能があるが、彼女の場合は継続してきたことが力になり、今回の結果につながった」と振り返る。宮本市長は「世界一になったということなので、間違いなく歯科衛生士にもなれる」と声をかけた。