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習志野市立第七中でキャリア教育と体験活動 ZOZO社員が働く意義伝える

講義を行う鹿子さん

講義を行う鹿子さん

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 習志野市立第七中学校(習志野市香澄)で7月1日、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO(千葉市稲毛区)による職業講演と体験活動が行われた。

実際の商品の採寸、撮影をする生徒たち

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 今回の授業は「生徒に働く意義を学ぶ機会」を用意する目的で企画。対象は2年生。当日は、講義形式で同社の仕事内容、企業理念、ブランド、営業などについて学び、その後グループごとに実際の商品を使ってブランド営業、物流、商品企画などにグループワークを行い、まとめた内容を発表した。

 授業に参加した生徒の一人は「ブランド営業のワークが楽しかった。どうやってお客さんにアピールするかを考えるのが面白いと感じた。ZOZOのロゴに込められた思いなど、すごいと感じた」と話す。担任の一人の宗像教諭は「生徒たちが仕事について企業の方から直接教えてもらう機会はなかなかないので、生徒たちにとってはすごく新鮮な話を聞けたのでは」と振り返る。

 講師を務めた同社の李銀珠さんは「ワークが活発に行われているのを見て、私も楽しく授業ができた。最後のワークの発表を聞き、中学生ならではの発想や視点があり、私自身、大変貴重な機会になった」と話す。同じく講師を務めた同社の鹿子聡美さんは「講義中、メモをたくさん取っている生徒も多く見受けられ、熱心さを感じた。グループワークでは生徒同士が、どうすればお客さんに喜んでもらえるかなど、活発な意見交換が自然と発生しており、とても印象に残った。相手の立場になって考えることは、今日私たちが伝えたかったこと。それが伝わったと感じた」と振り返る。

 「ZOZOの物流拠点の一つが習志野市内にあることから、以前から習志野市ともっと連携したいと思っていたので、今回、良い機会となった。今後もっと連携していけたら」とも。

 同社では同様の出張授業を、千葉県内を中心に全国の小学校から大学までを対象に実施している。

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