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習志野・織戸菜園「藤崎ひまわり回廊」が見頃 開放は7月いっぱい

織戸菜園 織戸淳也さん、織戸歩さん

織戸菜園 織戸淳也さん、織戸歩さん

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 「藤崎ひまわり回廊」(習志野市藤崎1)のヒマワリが現在、見頃を迎えている。

習志野・織戸菜園「藤崎ひまわり回廊」が見頃 開放は7月いっぱい

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 地元農家の織戸菜園が手がける同回廊。ヒマワリの栽培は2020年に鷺沼の畑で始まった。緑肥として土壌を豊かにする目的に加え、「植えるなら見て楽しいものを」という思いから、数ある緑肥の中でもヒマワリを選択。藤崎での開催は2年目となる。

 織戸菜園を営む織戸淳也さん・歩さん夫婦は「農作業では砂ぼこりや農機具の音などで迷惑をおかけしてしまうこともある。せめてその分、近所の皆さまへ恩返しをすること、それが『ひまわり回廊』の目的」と話す。畑には背丈2メートルほどのヒマワリによって、「超向日葵(ヒマワリ)迷宮」が作られている。展望台、白いブランコ、ピンク色のドアなども設置し、撮影スポットになっている。

 今年は初の「フォトコンテスト」を開催。ヒマワリ畑で撮影した写真に指定のハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿すると応募でき、入賞者にはヒマワリの栄養を生かして育てた秋冬野菜の詰め合わせなどを贈る。

 回廊の美しさと織戸さん夫婦の思いに感銘を受けた「丸治瓦店」(新栄)の小野真実子さんは、屋根点検のため取得したドローン資格を生かして回廊を空撮し、写真や動画をインスタグラムに投稿している。「習志野市内の方でも暑さで現地に足を運べない方もいる。写真や動画を通して夏を感じてくれたら」と話す。「ヒマワリがきれいだったという感想で終わるのではなく、このヒマワリが緑肥であること、回廊の後に、ここで育つ野菜や生産者のことを知って、その野菜を食べてほしい。それが一番の思い」と続ける。織戸菜園の野菜は、JA千葉みらい農産物直売所「しょいか~ご」や地元スーパーの地場野菜コーナーで扱う。

 10日間で6000人以上の来場が見込まれているが、会場には駐車場がなく、徒歩または自転車での来場を呼びかけている。織戸さんは「来ていただけるのは大変ありがたい。渋滞や近隣への迷惑につながるのは本意ではないので、回廊の様子をSNSで投稿する際は、併せて『駐車禁止のお願い』も広めてもらえれば」と呼びかける。

 7月31日まで。

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