
たこ焼き店「タコヤキハナチャン」(習志野市谷津1)が9月14日、京成大久保から谷津に移転して1年を迎えた。
2021年10月10日に大久保ゆうロード商店街で開業した同店は「小さな〇(えん)からつながる縁」をモットーに掲げ、たこ焼きをきっかけに「いろいろな仲間につながり、広がるように」という思いで営業してきた。通常のたこ焼きよりも油を少なめにすることで、「冷めてもおいしく味わえるよう焼き上げた」というたこ焼きを販売している。店頭では昭和の懐かしさが漂う10円ゲームで小学生が遊んでいる。
2024年7月、建物の老朽化でいったん閉店し、移転先を探していたところ現店舗が見つかり、昨年9月に移転リニューアルオープンした。
移転先の谷津の街について、店主の花沢卓也さんは「優しい方がたくさんいらっしゃる街。話しかけていただく方や、『気になっていて、やっと来ることができた』などと話していただく方が多い」と話す。
移転1周年について、花沢さんは「率直に、お客さまへの感謝の気持ちが一番。変わらず大久保から来ていただく方もいれば、新しくリピーターになっていただく方もたくさんいる。どれだけ近代的な世の中になろうと、人と人の心なくして店は続けられない。皆さんに支えられ成長する店であることがとてもうれしい」と振り返る。
「2年目に入り、新メニューの開発や地域行事への参加など、ハナチャンを通じて『小さな〇(えん)』がつながるような幅広い活動をしていきたい。成長途中で皆さんに不便をおかけすることも多々あるが、いろいろなことが起こる楽しい人生を一緒に歩ませていただけたらうれしい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~20時。