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習志野市、千葉スカイセイラーズと包括連携協定締結

調印式の様子

調印式の様子

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 習志野市は11月21日、ルートインBCリーグに本加盟した千葉スカイセイラーズの運営会社「千葉県民球団」と包括連携協定を締結した。

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 千葉スカイセイラーズは3年目を迎える球団で、来季からは日本最大規模の独立リーグであるルートインBCリーグに本格参入する。「子どもたちのために」を球団理念に掲げ、日本プロ野球(NPB)を目指す選手の育成と地域貢献活動を両輪に据えている。

 現在は選手31人が契約予定で、最終的には35人程度の体制を想定している。選手の多くが地域のスポンサー企業などでアルバイトをしながらプレーしていることもあり、セカンドキャリアを見据えた支援体制も整え、選手の将来を見据えた取り組みも進めているという。

 市役所で行われた調印式には、千葉県民球団から取締役・杉山慎さん、取締役副社長・小野真路さん、青野毅監督、難波研伍選手が出席。習志野市側からは宮本泰介市長、遠藤良宣副市長をはじめとした関係部署の職員が立ち会い、スポーツ振興や青少年育成、健康増進、観光、市民交流など8項目にわたる連携を確認した。

 宮本市長は「千葉市と船橋市という大きな都市に挟まれた小さな習志野市だが、こうして忘れずに関わっていただき感謝している」と謝意を表明。八千代松陰高校野球部のOBとしても卒業生が球団で活躍していることにも触れ、「球団の成長は市にとっても大きな力になる。ファンに愛される球団となるよう期待している」とエールを送った。

 杉山さんは「習志野市には歴史ある野球文化があり、多くの皆さまに支えていただいている。地域に根ざし、市民に寄り添う球団を目指す」と話し、今後は市内秋津総合運動公園内にある第一カッター球場での公式戦開催など、より身近に試合を見てもらえる機会を増やす方針を明らかにした。「ファンや市民の皆さんには、千葉ロッテマリーンズとは異なる近い距離で一生懸命な姿をお披露目し、第一カッター球場も使って日本一と言われる地域の人気の場にしたい」と意気込みを見せる。

 今回の協定により、習志野市は船橋市、四街道市に続く3自治体目の連携となった。双方が持つ知見やネットワークを活用し、スポーツ振興や青少年の健全育成、健康増進、観光振興、市民交流、魅力づくりなど幅広い分野で協力し、より住みよいまちづくりを進めていく。

 BCリーグでは東京、長野、福島、栃木などで年間約60試合を展開予定で、12月6日には四街道球場でトライアウトを行い、新戦力の獲得を目指す。杉山さんは「現実的に一人でもNPBに送り込めるよう頑張りたい」とプロ野球への人材輩出にも意欲を示す。

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