習志野・大久保の商店街から御成街道に入ってすぐの道路沿いに9月17日、レンタルスペース、キッチン「blanche(ブランシェ)」(習志野市大久保3)がオープンした。
(右から)飯生透さん、明香里さん、内装デザインを手がけた俊貴さん
アクセサリー作家として活動している習志野市在住の飯生明香里さんが経営する。義理の父である飯生透さんがハイフやカイロプラティックなどの店の移転先を探している時に、同物件を知った。築50年のビルで、20年近く使われていない期間があり建物はかなり傷んでいたが、市内でずっと事業を行ってきた透さんは「地域に恩返しをしたい」と建物の再利用を決めた。
ハンドメード作家として活動する中で、展示や販売などの場所が足りないと感じていた明香里さんは、1階をレンタルスペースとして活用することを提案し、1階がレンタルスペース、2階が透さんの店となった。
建物内のアンティークデザインのガラス窓など古いものを活用した内装で仕上げ、奥に飲食業許可を取得したキッチンと、テーブル7卓、椅子14脚があるスペースから成る。ホワイトボードやトルソー、陳列棚などの備品も用意する。
オープンして1カ月だが、展示会や撮影会場、学生の同好会会場などで利用されているという。明香里さんは「こちらの想定外の利用もあり、この場所の可能性を感じる。通りかかった方が看板を撮影して問い合わせを頂くこともある。店名の『blanche』はフランス語で「白」という意味。どんな用途でも使いやすい、どんな色に染まれるという意味にした。これからはマルシェなど、自分たち主催のイベントも行っていきたい」と意気込みを見せる。