京成津田沼駅近くのセレクトショップ「MICHIYA(みちや)」(習志野市津田沼5)の軒先で出張生花店を営む「くさむすぶ」が10月9日で1周年を迎えた。
フローリストの小林礼さんは高校生のときに生花店でアルバイトを始め、花屋歴は25年以上。もともと「MICHIYA」で出張生花店を営んでいた「山と水」から引き継ぎ、現在は月2回、出張販売している。切り花を中心にブーケやドライフラワーを販売。新鮮な花を楽しんでもらえるよう、前日に仕入れた花を扱っている。
店名の「くさむすぶ」は古語辞典から探し、「道しるべ」「縁結び」という意味を持つ。1周年を迎え、小林さんは「たくさんの方との出会い、つながりが生まれた」と振り返る。
季節に合わせた花や装飾などを提案する小林さん目当てに、多くの常連客でにぎわう。10月8日の「お薦め」はトルコキキョウ(990円)とバラのシセロ(660円)。千日紅(220円)も扱う。常連客の一人は「唯一無二の花屋。新鮮な花を用意してくれるから長持ちするし、小林さんの花選びのセンスがいいから選ぶ楽しみもある」と話す。
小林さんは「花がないと物足りない、花のある暮らしが当たり前になるとうれしい。一日限定の花屋だから花が新鮮。花からもらえるエネルギーを自宅でも楽しんでほしい」と話す。
出張生花店の出店は第2・4土曜の11時~17時。