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習志野で企画展「ロシア兵、ドイツ兵の俘虜収容所」 民間との交流も紹介

市民プラザ大久保で展示されている資料や写真

市民プラザ大久保で展示されている資料や写真

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 習志野市市民プラザ大久保(習志野市大久保4)で現在、「習志野にもあったロシア兵、ドイツ兵の俘虜(ふりょ)収容所」が開催されている。習志野に捕虜収容施設あったことで地域に与えた文化的影響について、写真や手紙など資料を通して伝えている。

市民プラザ大久保 外観

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 習志野市には日露戦争後にロシア兵が1905(明治38)年10月から1906(明治39)年1月まで、第一次世界大戦後にドイツ兵が1915(大正4)年9月から1920(大正9)年1月まで捕虜として収容所にいた時期がある。捕虜で「習志野オーケストラ」を結成して収容所で演奏したり、ソーセージの作り方を日本人に教えたりするなど、地域住民との交流があった。

 主催した大久保商店街協同組合の三橋正文理事長は「バウムクーヘンやラジオ体操など、当時の日本になかったものをドイツやロシアの捕虜が伝えた事実や、民間との交流があったという歴史を、展示を通して新しく習志野で生活を始めた方に知ってもらえれば」と来館を促す。

 開館時間は9時~21時。第2・第4火曜休館。入館無料。1月30日まで。

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