習志野市内にある国有地「習志野の森」(習志野市泉町3)が4月8日、春の一般開放が行われる。
同地は、公務員住宅地の中にある約1.1ヘクタールの国有地。森には豊かな自然が残り、市民団体「習志野みどりの会」が保存活動を行っている。一般開放は4、6、8、11月の年4回のみで、同団体が第1土曜に行う森の清掃日以外は中に入ることができない。
4月は、菜の花やカントウタンポポ、ニワトコ、ヤマブキ、カジイチゴ、ハナニラ、ムラサキケマン、ウラシマソウ、アケビやソメイヨシノなどの植物観察や、ホソミイトトンボ、カワクリハムシ、ベニシジミなどの昆虫、野鳥のシジュウカラやヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロなどの留鳥が観察できるという。
観察や木登り、虫取りなどで自然と触れ合えるほか、オナモミでダーツや紙芝居(11時~)、クラフト販売、「森でプラレールを走らそう」などのイベントも行う。
イベントに参画している習志野の森サポーターの宮入謙さんは「年4回しか一般に開かれない森。知るだけではなく、森が良い形で利用されるといい。森を通じて多くの人が交流できる場所になってほしい」と話す。
開放時間は10時~16時。無料。