大原神社（習志野市実籾1）が4月6日、「安産祈願絵馬」「初宮詣（まい）り絵馬」の2種類の絵馬の授与を始めた。

初宮詣り絵馬

　大原神社は縁結びの神社として知られ、安産祈願や初宮参りで多くの人が訪れる。社殿絵馬や猿田彦命（さるたひこのみこと）をモチーフにした絵馬に加え今回、妊婦や子どもの健やかな成長を願い新しく絵馬を作った。境内に掲げるのぼりも絵馬に合わせて制作。

　絵馬をデザインしたのは、ハワイ在住消しゴムはんこ作家のachaさん。2010（平成22）年からはんこを作り始め、イベント出展やはんこを使ったオリジナルロゴの提供、商品デザインを手がけるなど国内外で活躍する。大原神社は「参拝時に安らぎ・安寧を味わっているという思いと、achaさんの温かみのあるイラストがぴったりと神職一同で意見が一致し、依頼することに決めた」という。

　絵馬のデザインについて、achaさんは「新しい命の誕生は誰もが喜ぶ幸せのひとときで、その温かい気持ちを大切に、絵馬を手に取った瞬間から朗らかな気持ちになるような絵をイメージした。安産を願って、お母さんの健康を願って。そして無事に生まれてきてくれた命に感謝を込めて。心がポッと温かくなるのを感じてもらえたら」と話す。「犬張り子は赤ちゃんの健康や成長を祈る縁起物。大原神社には珍しい親子こま犬がいることでも有名。これは絶対に絵馬に入れたいと思い、赤ちゃんこま犬たちが顔をのぞかせる親子犬張り子を安産祈願の絵馬に描いた。境内のこま犬と同じポーズなので注目してほしい」とこだわりを話す。

　初穂料は700円。授与所窓口は10時～16時。