藤崎森林公園(習志野市藤崎7)の藤が満開となり、見頃を迎えている。
藤崎の歴史は古く、県指定文化財の藤崎堀込貝塚があり、その南東方向にある同園の池のほとりに大きな藤が自生する。
「藤崎」の地名は、江戸時代の初めに徳川家康が東金方面へ狩りに出かける途中に同地を通り、見かけた立派な藤の花から「藤咲」と名付けられたとされている。同地にある子安神社(藤崎1)の祭神「木花咲耶姫命(このはさくやひめのみこと)」の「咲」が使われたことから、恐れ多いと、後に「崎」の字を当てたといわれている。
藤はマメ科のツル植物。藤棚で見られることが多い。この時期になると紫色や白い花が垂れ下がるように咲く。
見頃は5月ごろまで。