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みはし湯ホールで「桂伸衛門おはなし会」 津田沼への思い話す

桂伸衛門さん(右)とゲストの春風亭橋蔵さん(左)

桂伸衛門さん(右)とゲストの春風亭橋蔵さん(左)

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 習志野のみはし湯ホール(習志野市津田沼5)で7月2日、「桂伸衛門おはなし会in津田沼」が開催される。

上野広小路亭で公演後の桂伸衛門さん

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 昨年から全国各地で開催している「桂伸衛門おはなし会」。主催者の落語家・桂伸衛門さんは小学3年から約20年間、津田沼に住んでいた。今回が初の地元開催になる。

 伸衛門さんは「落語の魅力は『オールオーケー』で、緩く優しい世界感。江戸時代には風呂屋でも開催されていた。大衆は心を裸にし、楽しく笑いながら、演者の話に身を委ねていた。みはし湯ホールは、東日本大震災前は地元の人々でにぎわう銭湯だった。高座は湯船の上。天井は高く声も響き、落語の寄席としては最適な場所。落語の世界では、少し常識からズレているような話も全肯定し、笑いのネタになる。笑いは無敵。日常生活で、仕事や家事、人間関係などに苦しんでいる人は一つの考え方に捕らわれ抜け出せないでいることが多い。落語を聞いて、新しい視点を知り、心を楽にしてもらえたら」と話す。

 ゲストとして出演する春風亭橋蔵さんは「今回このような縁を頂き、伸衛門師匠のおはなし会に初めてゲストとして招待いただき、大変うれしく光栄。このような機会はなかなかないので、観客の皆さんにもしっかり楽しんでいただけるように頑張りたい」と意気込みを見せる。

 会場の「みはし湯ホール」があるワイガや通りは、伸衛門さんが子どもの頃、塾に通うためにいつも歩いていた通りだという。落語家になってからも約2年間は津田沼から通っていたので、街の移り変わりを見てきた。

 「子どもの頃のワイガヤ通りはもっとにぎわいがあったが、年月とともにどんどん店が減っていった。津田沼駅周辺にあった映画館も今はない。もっと津田沼に文化的なコンンテンツを増やし、エンターテインメントの要素を楽しんでもらえたら。落語という日本文化も地元の皆さんに身近に感じ楽しんでもらうため、おはなし会を定期的に開けたらと思っている」と地元へ思いを話す。

 16時開場、16時30分開演。チケットは、予約=2,500円(20歳以下は1,000円)、当日=3,000円(同1,500円)。

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