京成津田沼駅から「ワイがや通り商店街」を抜けた場所にある、ビルの3階に5月28日、ラジコンカーを販売する店「BLOCKHEAD MOTORS（ブロックヘッドモータース）」（習志野市津田沼6）がオープンした。

店に続く階段には昔のラジコンの名前が

　「日本をはじめ世界中にファンがいる」というオンラインショップ初の実店舗とあり、県外からも客が訪れている。店主でデザイナーの渡邊順さんは、2003（年平成15）年、知人である前澤友作さんの会社「スタートトゥデイ（現ZOZO）」に入社し、3年前に独立。自宅のある習志野市内にデザイン事務所を構えた。

　渡邊さんは、子どもの頃からラジコンが好きだったが、人に言うのは恥ずかしいと感じていた。「ファッションや音楽のようにラジコンも直接感性に投げかけられるかっこいい存在にしたい。多くの人にラジコンのかっこよさを伝えたい」と、2012（平成24）年に渡邊さん自身がデザインを手がけたスニーカーと同じデザインのラジコンを、渡邊さん「憧れ」のTAMIYAとのコラボレーションで販売した。その時の縁からラジコンやグッズの通信販売を始めた。

　今年に入り、自ら友人と古い部屋の解体やDIYを3カ月かけて行い、実店舗をオープン。「自分の世界観を枠に捉われず表現したい」との希望から、いつでも自分の思いを反映できるよう、場所は事務所の3階を選んだ。

　店名は、「ルールを取っ払って、走らせず飾るだけでもいい。かっこよさを楽しもう」という思いから名付けた。渡邊さんは、「今後は元々のショップのファンだけでなく、地域の人にも来てほしい。子どもと工作をするなど、イベントも行っていきたい」と意気込みを見せる。

　営業時間は、12時～20時（土曜・日曜・祝日は11時～19時）。火曜・水曜定休。