藤崎森林公園(習志野市藤崎7)内にある旧大沢家住宅で7月7日まで、七夕飾り体験が行われている。
ササの葉を彩る七夕飾りは屋敷小学校(屋敷2)の児童が作ったもので、来館者も願い事を書いた短冊や折り紙の七夕飾りを自由に飾ることができる。
同所は東日本では最古の部類に入る1664年に建築された古民家で、千葉県指定有形文化財に指定されている。江戸時代に名主を務めた大沢家の住居として1973(昭和48)年まで使われていたが、1976(昭和51)年に千葉県長生郡長生村から現在の場所に移築された。内装は江戸時代中期までの典型的な房総民家の形式で、大黒柱が使われておらず床の間がない。土間にはいろりやかまど、民具などの展示があり、古民家ならではの雰囲気が味わえる。
家族で訪れた男性は「自宅ではササを飾っていないので、子どもが喜んでいた」と話していた。
園内では四季折々の花が鑑賞でき、現在はアジサイが見頃を迎えている。池ではカワセミが見られることもあり、バードウオッチングを楽しむ人も多い。
開館時間は9時30分~16時30分。月曜・第2金曜休館。入館無料。