障がい者の就労施設を併設したフラワーアレンジメントショップ「ナルプロデザイン」(習志野市鷺沼)が8月4日、京成津田沼駅から徒歩2分の場所にオープンした。
駐輪場だった1階のスペースを代表の成沢由紀子さんのアイデアで改装し、販売スペースにした。就労施設の利用者は2階の作業スペースでフラワーアレンジメント作品を作り、1階の店で接客やレジを担当している。
成沢さんは「どのような職場でもそうであるように、どうしても利用者の中には、それぞれの仕事について、得意な方と苦手な方がいる。それぞれの仕事を、利用者全員がやれるようにするには、どのように教えたら理解してもらえるのだろうか。どうすれば乗り越えてもらえるだろうか。利用者全員で達成感や、それぞれの仕事のやりがいを感じてもらえるようにするにはどうすれば良いのか。毎日スタッフ全員が、こうした葛藤を抱えながら指導している」と話す。
「店の売り上げは障がい者支援にもつながる。ゆくゆくは1階店舗の空きスペースで、フラワーアレンジメントのワークショップもやりたい」とも。
現在、同施設の利用者15人と利用者を支えるスタッフ5人で運営している。同店を訪れた男性客は「障がい者やスタッフの雇用を生み、地元の方に愛される商品を提供し、地元経済を活性化させる、こうした店の今後ますますの発展を祈りたい」と話していた。
営業時間は9時~17時。日曜定休。