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ラムサール条約登録湿地で「谷津干潟の日月間」イベント クイズラリーも

東京湾の最奥部に位置する谷津干潟

東京湾の最奥部に位置する谷津干潟

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 6月10日に「谷津干潟の日」を迎える、ラムサール条約登録湿地である谷津干潟が、6月を「谷津干潟の日月間」としてさまざまなイベントを開催している。

端にある水路から東京湾につながる 

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 谷津干潟は、広大な干潟の一部が1970年代に埋め立てられ、東京湾の最奥部に約40ヘクタールの長方形の形をした海として残ったもの。2本の水路で東京湾につながっているため、潮の干満とともに海水が出入りしており、渡り鳥のシギ、チドリをはじめ、カモ、サギ、カモメ類などが飛来する。市民・保護団体が、この貴重な環境の保護を求め、国設鳥獣保護区に指定された後、1993(平成5)年6月10日に日本の干潟で初めてラムサール条約に登録された。

 習志野市は、谷津干潟の保全についての市民参加を促進するため、1997(平成9)年、この日を「谷津干潟の日」に制定した。それから毎年この日を中心に数日間イベントを行っていたが、昨年はコロナ禍で中止に。今年は人出を分散させるため、6月を「谷津干潟の日月間」として、さまざまなイベントを行う。

 年間約4万人が訪れる谷津干潟自然観察センターを中心にボランティア、有志が集い、「谷津干潟の日運営委員会」がイベントを企画。市が主催の市内小学生向け「谷津干潟をキレイにしよう!」は、250人の募集枠が即日埋まった。月間イベントは、京成谷津駅南口から谷津遊路商店街と観察センターを結ぶ約2キロの道沿いに7カ所のパネルを設置し、電子クイズスタンプラリーを開催中。

 運営委員長を務める観察センターの旗本正己所長は「子どものころから谷津干潟に興味を持ち、長く関わってくれる人を一人でも増やせたら」と期待を込める。

 営業時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜(祝日の場合は次の平日)と年末年始休館。

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