店主らが講師となり専門的な知識や情報、コツ、趣味の楽しみなどを伝えるゼミナール「ナラシド まちゼミ」が10月1日、始まった。
開講するのは「つくる」「美容・健康」「まなぶ」「グルメ」など、さまざまなカテゴリーで工夫を凝らした32講座。講座は少人数制で、受講無料(材料費あり)。主に対面開催とし、「触れ合いによる人のつながりや信頼関係構築、地域経済活性化と『お客さま』『店』『地域』の三方よし」を目的としているという。
実籾地域を中心に、谷津、大久保、津田沼などの地域で開催。今年は香澄地域が初めて加わる。
コロナ禍では、オンラインや小人数制など制限があるなかで開いてきた。昨年から運営委員長を務める「E+PLACE ENGLISH & CAFE」(習志野市実籾5)の瀬戸口真弓さんは「状況が変動する中で継続開催できたのは、参加する店主や事業主の皆さんが『三方よし』の目的に賛同し、自らも厳しい状況でありながら思いを一つにして行動してくれたから。今年は、制限なく開催できるのがとてもうれしい。来年以降も皆さんで協力し合い地域を盛り上げる活動の大きな軸として発展していきたい」と意気込みを見せる。
4月に実籾に店を構えた「おやつ屋ともこ」(実籾4)店主の田口知子さんは「口コミによる広がりを大切に考えているので、まちゼミの趣旨に賛同した」と話す。「自分にできるかどうか不安はあったが、ラテの講座を開くことで、当店がコーヒーも提供する店であることを知ってもらういい機会」とも。
講座内容や開講日はインスタグラムで確認できる。講座受講者には、まちゼミ開催店で使えるクーポンを進呈する。10月31日まで。