ドキュメンタリー映画「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年」の上映会が12月10日、実籾コミュニティホール(習志野市実籾5)で開催される。
同作は、ニューヨーク・ブルックリンの小学5年生たちがプラスチック汚染問題を学び、個々の視点で問題の根幹が何かを問いただし、解決に向かって自分たちのコミュニティーからアクションを広げていくまでの2年間を追った長編ドキュメンタリー。世界の29の映画祭に出品され、6つの賞を受賞している。
主催は、習志野市在住の渡邉美玲(みれい)さんが中心となり活動している任意団体「earth FUNTRY!(アースファントリー)」。渡邉さんは2年前に環境活動家・谷口たかひささんの講演会に参加したことがきっかけで同団体を設立し、活動を始めた。過去には藤崎小学校で「ごみの授業」や谷津干潟での親子環境ワークショップなどを実施。歌って踊って環境問題を楽しく考える動画「レッツトライ!サステナブル!」もユーチューブで配信している。
今回は「できる限り多くの人に気軽に見てほしい」という思いから、補助金や助成金を活用して参加無料とした。子どもと一緒に視聴できるスペースを確保するほか、1週間限定でオンライン視聴にも対応する。
渡邉さんは「無料にしたことで、環境に興味をもっている人以外にも参加してもらいたい。自分も子育て中で、お金を払って参加する大変さを知っているからこそ無料開催にしたかった。地球環境を重く考えずに、楽しくポジティブに考え、自分ができることをみんなが無理せず、やっていこうという気持ちになってくれたら」と話す。「子どもたちはとても純粋で答えのない環境の授業でもどんどん意見を言ってくれる。子どもたちにも一緒に環境問題を知ってもらい、考え、楽しんで行動してもらいたい」とも。
上映後には共同監督の佐竹さんとの座談会(アメリカよりオンライン参加)も予定。質疑応答も受け付ける。オンライン視聴は本編のみとなり、座談会はリアル会場のみ。
上映時間は9時45分~11時15分。座談会は11時15分~12時15分。定員は約100人。