米大リーグ「ロサンゼルス・ドジャース」の大谷翔平選手から習志野市へ寄付された野球グローブの贈呈式が1月9日、津田沼小学校(習志野市津田沼)の始業式で行われた。
大谷翔平選手が寄付したグローブが習志野にも 代表児童が受け取る
大谷選手からの手紙が読み上げられる場面も。「(前略)このグローブが私たちの次の世代の夢をも与え、勇気づけることのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。この機会にグローブの希望をさせていただくことをお祈り申し上げます。野球しようぜ!」(原文のまま)。笹生校長がグローブを寄付した選手の名前を発表すると、子どもたちは声を上げ驚いた。
グローブは森陽(あたる)君、吉田蒼馬(あおば)君、吉野結人(ゆうと)君へ贈られた。3人は津田沼少年野球団(元津田沼サンダース)の一員で、教員の推薦で代表に選ばれた。
同チームでキャプテンを務めるピッチャー・ショートの森君は「大谷選手からもらえたのでとてもうれしいし、このグローブをきっかけに甲子園に出る夢を追いかけられれば」と話す。「大谷選手の思いの通り、このグローブをきっかけに野球人口が増えていけばいいと思う」とも。
キャッチャーの吉田君は「大谷選手のグローブは特別感があるし、手にはめると大谷選手になったような気持ちになることができて最高」、ピッチャー・ファーストの吉野君は「みんなの憧れの大谷選手のグローブをもらえてすごくうれしい」と、それぞれ話した。