京成大久保の房総ラーメン「JINRIKISEN」(習志野市大久保1)が7月7日、南房総市の農家渡邊和彦さんが平飼いで飼育した親鶏を使った「鶏チャーシュー麺」の提供を始めた。
「第5回ラークリ」の一環。ラーメンクリエーションの略称で、客とラーメン店、生産者、製造者、仲介業者をつなぐことをコンセプトにする「ラークリ」。期間中、地域食材をテーマにしたオリジナルラーメンを期間限定で提供する。
今回は南房総市で30年にわたり無農薬無化学肥料栽培の「南風農場」を営む渡邊さんが提供する純国産の平飼い親鶏139羽を使って、同店と、「麺処ゆきち」「4代目松屋食堂」(以上、船橋市)、「麺や 福一」(成田市)の4店で限定メニューを提供する。
JINRIKISEN では、南風農場の親鶏をスープに使い、もも肉の炙(あぶ)りと胸肉のコンフィ、昆布塩味玉をのせ、しょうゆ味に仕上げている。価格は1,000円。残ったスープで有精玉子おじや(200円)も用意する。
店主の川崎隆一さんは「千葉県は親鶏を食べる風習がなく、スーパーに行っても手に入らない。ましてや純国産の安全でしっかり育ててくれた鶏を口にする機会はそうそうないと思うので、個人的にも感動したこの味を味わってほしい」と話す。
営業時間は17時~20時。ランチタイムは11時~14時30分。日曜定休。親鶏がなくなり次第終了。