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プラッツ習志野で講演会「菊池弁護士と一緒に探る 多様な生き方・働き方」

講演会の様子

講演会の様子

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 習志野市制施行70周年記念事業「菊池弁護士と一緒に探る 多様な生き方・働き方」が6月29日、プラッツ習志野(習志野市本大久保3)市民ホールで開催され、弁護士でコメンテーターの菊池幸夫さんが講演を行った。

原田香さん

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 講演では、菊池さん自身の体験談を通じて夫婦の在り方、親としての子どもに対しての考え方、地域の中での関わり方など個を尊重し合う社会の大切さについて話した。

 アシザワ・ファインテック(茜浜1)経営企画室長の原田香さんによる発表も行われた。中学生の子どもを2人持つ原田さんは育児休暇を取得後、復職を経て現在勤続23年目。以前、昼夜惜しまず働いていた際に部下から「原田さんのようには働きたくない」と言われ、その一言をきっかけに意識が変わり社内制度を活用するようになったと言い、「家族の協力がワークライフバランスの要」と話した。

 同社は性別、国籍を超えた多様な社員の積極採用やジョブローテーション、正社員登用制度、生活サポート短時間勤務制度などの制度改革に取り組み、復職後の子育ての負担を軽減するため会社全体で育休が取りやすい環境づくりに取り組んでいる。同社の制度について、菊池さんは「制度があってもそれを運用する人間にきちんとした理解があり、意識があってこそ。その意識が女性の社会進出につながる」と話した。

 菊池さんは自身の3人の娘との関わり方について「初めは学校のテストの点数が悪ければ部活をやめなさい、机の上を片付けなさい、などガミガミ言っていたのを見つめ直し、個性を尊重して接している。今は娘たちの態度も変わり、とてもいい関係性を持てている」とも。

 原田さんは「習志野市は子育てがしやすく、住みやすい街。市での子ども向けの体操、音楽、テニスなど、リーズナブルな教室が多くあり、多くの子どもたちが参加している」と話す。

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