旧習志野文化ホール(習志野市谷津1)のパイプオルガン再設置に関わるクラウドファンディングが10月1日、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)で始まった。
施設の老朽化や、バリアフリーへの対応などの観点から2023年4月から長期休館となった同ホール。ホールは建て替えに向けた検討が進められているが、日本で初めて公共ホールに設置され、現在も県内唯一となる大型パイプオルガンの再設置については未定になっていた。
目標金額は6,000万円。オール・オア・ナッシング方式で行う。目標金額に達しない場合、新ホールへのパイプオルガン再設置は行わず、クラウドファンディングへの支援金は全額支援者に戻す。達成した場合は、分解、梱包(こんぽう)費や組み立て費用などに充てる。
宮本泰介習志野市長は「文化ホールの建設費用は100億円を大きく超える見込み。予算の執行には費用対効果を十分に見極める必要があり、パイプオルガンの再設置については検討を重ねてきた。心苦しい判断となったが、理解と協力をお願いしたい」とコメントする。
クラウドファンディングは1口500円から支援可能。100万円を超える支援の場合は銀行振り込みとなるため、市への連絡が必要となる。
今月31日23時59分まで。