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習志野文化ホールが長期休館 45年の歴史にいったん幕

習志野文化ホール

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 44年間にわたり親しまれた習志野文化ホール(習志野市谷津1)が3月31日の「『習志野文化ホールありがとう』~また会いましょう!~」を最後に長期休館に入った。

緞帳(どんちょう)の原画「祝舞」。制作は同市の日本画家・時田直善さんによるもの

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 同ホールは、1970(昭和45)年に制定された文教都市憲章に基づき、第一中学校移転後の跡地に1978(昭和53)年に竣工。時代の変化とともに運営・維持管理の困難さを迎え、2015(平成27)年に習志野市に移管された。今後の改修工事費用などもかかるため、商業施設建て替え計画を見通し、老朽化などにより休館する運びとなった。

 舞台にはクジャクが描かれた西陣織の緞帳(どんちょう)があり、新ホールでも再利用する方向という。ホール内のパイプオルガンは日本で初めて公営ホールに設置されたもの。解体・保管・再設置などの財政面からの検討を要し、財源確保が最大かつ困難な課題となっているが、継承に特化したクラウドファンディングの実施なども検討している。

 当日は、ホールの歴史を振り返る写真やパネルの展示とともに、習志野高校吹奏楽部による演奏が披露され、顧問の石津谷教諭による指揮の下、パイプオルガンの演奏も行われた。

 教育委員会社会教育課の担当者は「習志野市教育委員会主催で音の響きを最後に楽しんでもらえればと企画した。習志野高校吹奏楽部にお願いしたところ、快く引き受けてくれた」と振り返る。

 イベントを鑑賞した大宮さんは「指揮者と演奏者が一体となって、音楽への愛、習文(習志野文化ホールの通称)への愛があふれる演奏で素晴らしかった。ホールへの思いと、元気いっぱいの演奏に感動した。新しいホールで演奏を聴く日を今から楽しみにしている」と期待を込める。

 地元住民の伊藤さんと友人は「津田沼は南・北口ともに再開発で変わっていく。習文は合唱コンクールや成人式など子どもの頃からの思い出がたくさんあるホール。私の子どもが成人式をすると期待していたので少し残念。新しいホールに期待している」と惜しむ声も聞かれた。

 宮本泰介習志野市長はあいさつで、「習志野文化ホールは音楽の街、習志野のシンボル。今日で長期休館となるが、『音の響きをより重視したホール』に生まれ変わる予定」と話した。

 同ホールの再建設の時期については未発表。

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