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東習志野の宅老所「いしいさん家」、ドキュメンタリー番組が1年を追う

代表の石井さんと施設利用者

代表の石井さんと施設利用者

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 東習志野の宅老所(デイサービス)「いしいさん家(ち)」の1年間の様子「ありのままでいいじゃない ~いしいさん家の人々~前編」が7月31日、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」で放送された。

笑顔とユーモアで対応する石井さん

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 いしいさん家は、「みもみのいしいさん家」(習志野市東習志野5)を含む千葉県内3拠点で認知症や統合失調症などの患者を預かる介護施設。

 同施設は16年前、代表の石井英寿さんが既存の介護施設のあり方に疑問を感じ、「誰もがありのままに過ごせる場所を」と理想を掲げ開設。利用者の多くが暴力や暴言等の問題行動が理由で、他の施設に受け入れてもらえず「社会に居場所がない」という人たち。自宅での介護が難しい家族にとっては、駆け込み寺的存在となっている。スタッフは、どんなに激しい問題行動にもユーモアと愛情をもって対応し、利用者をサポートする。

 事件や理想と現実の大きなギャップにもがき苦しむ様子、施設の危機的状況の一部始終が包み隠さず放送された。

 石井さんは「この世知辛い世の中で、問題ケースが起きるとリスク回避のために0か100かと簡単に答えを出すが、本当はそんなに簡単なものではない。無理矢理解決しようとしなくても、人をありのまま受け入れる社会になったなら、誰もがもっと生きやすくなるはず」と話す。

 後編の放送は8月7日。

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