習志野市二十歳の門出式が1月13日の「成人の日」に、幕張メッセ国際会議場コンベンションホール(千葉市美浜区)で行われた。
2004(平成16)年生まれの対象者は全1997人で、うち917人が参加。主催者や来賓者からのあいさつ、祝辞や代表者による二十歳の抱負などを行う式典と、実行委員会主催のイベントを行う「二十歳を祝う集い」の2部で構成。以前まで成人式を開いていた習志野文化ホール(習志野市谷津1)の閉館に伴い、昨年から同会場で開催している。
「二十歳を祝う集い」では、習志野高校吹奏楽部が演奏を披露。現在二十歳の参加者が小中学生の頃に流行した楽曲を中心に、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」やKARAの「ミスター」、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の劇中で流れる朝礼体操の曲をピックアップした。それぞれの曲のダンス隊はKARAのPVで着用している衣装を再現したものや、市内中学校の制服やジャージーを着用してパフォーマンスを行い、会場を盛り上げた。
今年の二十歳を祝う集い実行委員会の青山互優(ごう)委員長は、イベントについて、「8月から準備してきたが、大学生や働いている人もいる中で合間を縫って集まり、こうして無事に終えることができて良かった。中学校ごとの色が出ていて、知っている先生や名前が出てきたときに盛り上がる様子を見て自分も楽しめた」と振り返る。
青山さんは式典のスピーチで自身のゼミでの活動についても触れ、現在、社会問題の解決のための団体を立ち上げるなど活動していると紹介。今後について、「やりがいのあることや打ち込めることにより多くの時間を注ぎ、後悔のない20歳、20代にしたい」と意気込みを述べた。