
無人古着店「綴(つづる)」(習志野市大久保1)がオープンして、3月1日で3カ月を迎える。同日、大学生が営むオンライン古着店「SANSIN」、パン店「ぱんや Passo」、コーヒー店「humming brew」とコラボレーションしたイベント「OPENING THANKS FAIR」を開催する。
県道69号の道沿い、大久保商店街との交差点から80メートルほどの位置にある同店。店名の「綴」は、「古着が持つ歴史をまとい、思いをつづる。そして、次の世代へとつないでいく場所。異なる時代や文化を紡ぎ、新しいスタイルを生み出す、過去と未来をつなぐ古着屋」というコンセプトから。
店主の北村由紀子さんが元々オンラインで古着店を営んでおり、市内在住であることから大久保に出店。これまでのオンライン販売とは異なり、地域住民や近隣の学校に通う学生に向けて低価格の古着を打ち出しており、1,000円以下の洋服や低価格のキッズ商品も用意する。「私が母親ということもあるので、応援価格に設定している。アクセサリーも安価なので特に好評」と北村さん。
イベントでコラボする「SANSIN(サンシン)」は大久保の日本大学生産工学部の学生・佐藤志琉(しりゅう)さん、秋田修生(しゅう)さんが営むオンラインの古着店。「個性とこだわり」をキーワードに古着をセレクトしている。イベントについて、佐藤さんは「普段はオンラインでのみ古着を販売しているが、今回のイベントに参加することとなり、とてもうれしい。私たちが選んだアイテムを実際に手に取ってもらえる貴重な機会なので、オンラインでは伝えきれない古着の質感やディテールをぜひ体感してもらえれば」と話す。
コラボイベントのコンセプトは、「古着とともに、おいしいパンと香り高いコーヒーで至福のひとときを」。アメリカの古着のニットやメンズの古着、ビンテージのほか、パンとコーヒーを楽しめる。
北村さんは「アメリカ古着やインポートの商品を取りそろえていて、高校生もお小遣いで買えるような価格設定を心がけいるので、ぜひ一度訪れてほしい。イベントの際にもインポートのニットを破格で用意するので、ぜひ見に来てもらえれば」と話す。
綴スタッフの佐藤遙(はるか)さんはイベントについて「普段は無人の古着屋なので、お客さんと直接お会いできるめったにない機会。当日来てくださった方々と、たくさんコミュニケーションできたら」と話す。
「SANSIN」の佐藤さんは「来場者の皆さんに『これだ』と思える一着を見つけてもらえるよう全力で準備しているので、古着が好きな方も、これから挑戦してみたい方も、気軽に遊びに来てほしい。一緒に古着の楽しさを共有できれば」と来場を呼びかける。
24時間営業。コラボレーションイベントの開催時間は12時~17時。